Pico2でDSPi2026年08月02日 20:58

今年になってから、Weeb LabsのTroy氏が作成したDSPiという、ワンボードコンピュータのPicoまたはPico2上で電子的なクロスオーバーを実現できるアプリが、下記フォーラムで話題となっていましたので、試してみました。

https://www.audiosciencereview.com/forum/index.php?threads/introducing-dspi-a-powerful-user-friendly-and-open-source-dsp-for-less-than-a-cup-of-coffee.69343/

DACには、I2S接続できるPCM5102Aを使用した安価なものを使用しました。写真には2つ写っていますが、1つはメインの2ch用、もう一つはSW用となります。

DSPiの設定および使用法は、上記フォーラムで紹介されているgithub上の説明に従って行えば、問題ないでしょう。

DACは、基板裏のジャンパーの設定と、SCKをGNDに接続することを忘れなければ、正常に動作します。

ジャンパーの設定は下記のとおりですが、入手した基板の表記が間違っていたので注意が必要でした。

1→FLT→L
2→DEMP→L
3→XSMT→H
4→FMT→L

L側はGNDに接続となるので、テスターで確認して行うとよいでしょう。

DSPiの改良・機能追加は、現在も進行中で、今後の進展が楽しみです。

メインボリュームも実装できそうなので、それも試して問題がなければ、涼しい季節になったころにケースに入れたいと思います。

2026.8.8 追記
DSPiの機能でDACをミュートできる機能がありました。

XSMTのジャンパーを取り除いて、XSMTをGPIO0に接続し、DSPiコンソールでミュート設定を行うと、電源ON/OFF時のポップ音がでなくなります。

また、ポテンショメータ(可変抵抗器)による音量調整もできるようになっていました。

とりあえず、手持ちの100k Aカーブのポテンショメータを取り付けて、設定したところ、問題なく調整できることを確認しました。

全体の音量調整には、MasterとUserがあるのですが、v1.1.15では、Userのみが調整可能なようです。

DSPボードNV Archerを試す2026年06月27日 10:49

これは、手軽に2.1chシステム、すなわち任意のクロスオーバーを設定したサブウーファーを加えたシステムを構築できるDSPボードです。

MVSILICON製のDSP IC BP1048B2を使用した製品で、入力はUSBデジタル,Bluetooth,AUXアナログ2chとなっています。

Windows 11では、追加のドライバーは不要です。

設定には、ACPWorkbench V2を使用します。なお、ACPWorkbench V3は使用できません。

USBデジタル入力で使用してみましたが、曲切り替え時の小さなノイズの他には、特にノイズは感じられませんでした。

出力は、下記となっていました。

・LR出力(DAC0): Audio Effect 2
・Mono Base出力L(DAC1): Audio Effect 4

付属するパラメトリックイコライザ(PEQ)は、in側とout側で各10バンドあり、DAC0,1合わせて40バンドでした。
クロスオーバー設定は、inまたはoutのいずれかで、High-Pass, Low-Passフィルタの設定をすればよいでしょう。
PEQ設定は、名前を付けて保存し、必要に応じで呼び出すことができます。

また、EQとその他の低域強調や遅延設定などの設定を含めた設定もまとめて複数保存することができ(A, B, C...)、基板にスイッチを取り付けて切り替えることができるようです。

その他に、ポテンショメータを取り付けることで、トーンコントロール機能を使用することができるようです。

2.1chシステムで使用する機能として、High-Pass, Low-Passフィルタ、遅延処理が使用できます。位相切替(0,180度のみ)もありますが、180度は正常動作しないようです。
遅延処理は、20Hzの1周期に相当する50msまで調整可能ですので、十分な性能であるといえるでしょう。

私のPCに接続しているサブウーファー(SW)は密閉型であることに加え、クロスオーバー周波数である80Hz付近では、メインスピーカーに対して遅れは生じないはずです。しかし、特性確保のため、メインスピーカーから離れた位置に置いています。その距離差の影響から、5msほど遅れてリスナーに届きます。遅延処理をメインスピーカー側に行うことで、これを解消できますが、その効果を実感することはできませんでした。

現状でPEQとしてEqulizer-APOを使用しており、クロスオーバーはSWのフィルター(High Passを含む)で不満がないため、この製品をケースに入れて使用する動機は薄い状況です。

最近は、10バンドPEQ機能を備えたUSB-DACを、安価に入手できるようになってきました。今後、クロスオーバー設定が可能な2.1ch機能を有したDACも製品化されると思います。その時は、試してみたいと考えています。

なお、これらの機能はMini-DSPで可能ですが、PCのシステムには、やや大げさに感じられるのです。

REWによる計測がうまくいきました2026年05月30日 17:20

うまくいかなかった原因は、Windowsによる音響効果によるものだったようで、この機能を無しとすることで、不具合はなくなったようです。

図は、JBL 4312G + YAMAHA NS-SW700 (70 Hz クロス)のリスニングポジションの計測結果です。

パラメトリックイコライザーとして、1.57 kHz, -3.1 dB, Q 4.80をかけています。

REWによる計測がうまくいかない2026年05月23日 19:40

計測データをREWにインポートする方法で、4312Gのリスニングポジションでの周波数特性を計測しているのですが、100Hzから8kHzの間しか、妥当なデータが得られないという結果に悩んでいます。

マイクはClassicPro CRM1という安価な製品ですが、REWのみで計測する場合には、100Hz以下、8kHz以上のデータも得られるので、計測機器の問題ではないようです。

計測に用いるオーディオインターフェースを、アンプに接続することが和図輪らしいので、インポートする方法を用いているのですが、悩ましいですね。

PC用のサブウーファー2026年03月01日 20:58

PC用のサブウーファーとして、MACKIE CR8S BTを購入しました

約3万円と比較的安価で、詳細な仕様やブロック図が公開されているところが好印象でした。
メインスピーカーと同じ、密閉型であったことも、選んだ理由の一つです。

この製品を選んだ理由は、以下の通りです。

・80Hzのハイパスフィルターを備えている
・周波数特性表示は、-10dBで30Hzであると明記されている。
・音量調整は電子ボリュームである
・机上で全体音量とサブ出力音量を調整可能な有線のリモートコントールがある
・ライン出力インピーダンス等の仕様も明記されている。

使ってみたところ、ブーミーさも残留ノイズも感じられませんでした。また、振動板の口径は20cmと小さいものの、ニアフィールドでの使用なので音量に不足は感じられません。

極性は、ニアフィールドでは計測位置による変化が大きく、どちらが良いとは判断できなかったため、正相としました。

メインスピーカーは机上に置いている影響で、100Hz付近がブーストされています。サブウーファーがない場合はそれほど気になりませんが、SWを接続すると台詞の膨らみが気になるため、PCのイコライザーで調整してあります。
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このブログについて

アンプ作りなどを楽しみとしているnkiです。
作るときには,Webで公開されている様々な作例などを参考にしてきました。しかし,色々といただくばかりでは申しわけないので,今まで作ってきたもの(オリジナルなものではありませんが)を,ここで公開していきたいと思います。

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