RaspbianとSabreBerry+ ― 2015年09月23日 17:24

以前に,定位の不安定さが気になっていたSabreBerry+ですが,作者の記述通りコンデンサ(560μF 6.3V)を3つ搭載したところ,不安定さが解消されました。そこで,写真のケースに入れて,しばらく使うことにしました。
ケースはタカチ製のHEN110412Sを,電源アダプタは秋月電子扱いの5V 2.3A(NP12-1S0523)を使用しています。電源のマイクロUSBコネクタ(オス)は秋月電子で扱っていました。また,基板の取付けにはφ2.5のネジを用いていますが,スペーサはφ3用の高さ5mmのもので代用しています。
音楽再生にはMPDを用いています。定期的なセキュリティアップデートを考慮してDebian系のRaspbianを採用しました。ただしカーネルソースのパッケージが無いので,標準対応しているUSB無線LANを使用することにしました。
Raspbianのインストールおよび基本設定(ファイルサーバの設定含む)については,ここでは省きます。
Raspbian+MPDでI2S接続のSabreBerry+を使用する方法のポイントは,次の3つです。
- MPDのインストールと設定
- オンボードオーディオの無効化
- I2Sオーディオの有効化
MPDをインストール(apt-get install mpd mpc)後,/etc/mpd.conf の次の行を有効化もしくは無効化する。
#bind_to_address "localhost"
mixer_type "software"
オンボードオーディオを無効化するために,/etc/modules の snd-bcm2835 の行頭に#をつける。
I2Sオーディオを有効化するために,/boot/config.txt に下記を追加する。
device_tree_overlay=hifiberry-dac
上記を設定後,再起動するとSabreBerry+が有効になります。
その後(2015/3/6),Hifiberry DAC+ Proに交換しました。より,しっかりとした音になったように感じます。
2018年10月にmsBerryDACに交換しました。上記のHifiberryと同じDAコンバータですが,より細かい音が出ています。これはいいですね。
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