TEAC AX-505のこと2020年11月07日 08:51

購入は2019年の7月だったので、使用期間は1年を超えました。

Hypex社のD級アンプであるNCOREを使用したアンプです。カタログ写真を見ると、NC122MPを使用しているようです。
NC122MPを入手してパワーアンプを組立てることも考えましたが、コンパクトでレベルメータがついているのに惹かれて、AX-505を購入しました。

ノイズも感じられませんし、音質は良質のAB級アンプと区別がつかないです。
私が使用する環境では、ほとんど熱は発生せず、天板がかすかに暖かく感じられる程度です。

ピアノの左手側を連打するような曲でも、きっちり分離して、濁りは感じられません。
特にジャンルを選ぶことがなく、安心して使えるアンプですね。

ヘッドホン出力に関しては、ボリュームを絞った状態でも、特に中高域のあたりでノイズが感じられます(JVC HA-MX10を使用)。
音はおかしなクセはないようですが、今どきウォークマンでもノイズは感じられないのですから、質は良いとはいえないです。

また、購入してしばらくしてから気がついたのですが、リモコンで電源をOFFにすると、電源コードを一度抜かないと電源をONにすることができなくなります。リモコンで電源をOFFにしなければ良いだけなので、このまま使い続けるつもりです。

Linkman Audio LV2のこと2020年11月07日 10:57

今は終売になったLV-2.0に使用されていた、パワーアンプユニットLV2-PWAMを用いてパワーアンプを作ったときのメモです。

これは、International Rectifier社のir4301を用いたD級アンプです。出力は40W程度です。回路図を見ると、入力インピーダンス3.3kΩ、ゲイン10倍の反転アンプとなっています。NFBには出力部のローパスフィルタ(LPF)は含まれていません。

入力インピーダンスが3.3kΩというのは、組み合わせるプリアンプを考えると低いので、NFBをT型帰還回路に変更し、47kΩとしました。ゲインは7倍としました。また、入力コンデンサは、電解からWIMAの積層フィルムに変更しています。
出力部のLPFは4次として、インピーダンス補正用の0.1μF/50Vのフィルムコンデンサを追加しました。

電源トランスはLVX-TR50を、電源基板(直流化回路)についてはLV1-ACDCMを使用しています。なお、整流用ダイオードはショットキーバリアダイオードであるD15XBN20に交換しています。

完成後、ケースに収める前ですが、簡単な計測を行ったところ、次のようになりました。

スピーカー出力のオフセット電圧は,10~13mVでした。

ノイズは,58kHz以上で増加し、530kHzにピークがありました。そのピーク値は±40~60mVでした。これはir4301のスイッチング周波数でしょう。

なお、BOSEのS120に接続した状態で耳を近づけるとノイズが聞き取れますが,視聴位置では感じられませんでした。

また、指で触れる程度の発熱が,LPFのコイルに生じています。


ケースは、奮発してタカチの WO 70-20-23にしました。そういえばWO型のケースは、私が小学生の頃にアンプ製作本で使われていたのを見たことがあるので、40年以上、作られ続けているのでしょうか。

音は刺々しさはなく,ヴォーカルは明瞭です。低域方向は,ややゆるい印象を受けます。

半年間ほど、クリスキットのMark-8Dと組合せて使用していましたが、AX-505を購入してしまいましたので、ぺるけ氏のヘッドホンアンプをプリアンプとして、PCに接続しています。スピーカーはEntry Siです。
主に、Amazon Primeのビデオの視聴に使っていますが、英語のセリフも明瞭に聞き取ることができ、満足しています。
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このブログについて

アンプ作りなどを楽しみとしているnkiです。
作るときには,Webで公開されている様々な作例などを参考にしてきました。しかし,色々といただくばかりでは申しわけないので,今まで作ってきたもの(オリジナルなものではありませんが)を,ここで公開していきたいと思います。

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